フリーダム・ライターズ を見て
私の趣味は、映画、ドラマ鑑賞。
と最近言えるくらいには、よく見ていると思おう。
今日は「フリーダム・ライターズ」を見た。
ストーリーはwikiなんかを見ると詳しく載ってるけど、
ま、すごーくすごーく簡単に言うと、ごくせんみないなもの。
不良クラスを受け持った、新任教師が、生徒たちと徐々に心を通わせて行くっていう。
しかし、舞台はアメリカ、
クラスのいざこざや、グループには全て、人種問題がつきまとう。
その人種問題で、街では銃の発砲は日常茶飯事で、ギャングが身近にいる。
そんな町で暮らす子供たち。
もちろん学校でも、違う人種同士での喧嘩が横行している。
ある日、いつものように、授業なんてまったく聞くつもりもない、生徒たちが、
手紙回しをして楽しんでいた。
その手紙には、黒人の一人の生徒をバカにした似顔絵が描いてあった。
それを見つけた、教師は、この行いはホロコーストと同じだといった。
ホロコーストもこういった一枚の絵からユダヤ人の迫害が起こったと。
しかしクラスにいた、唯一の白人の生徒を除く、他の生徒は、ホロコーストが何かがわからなかった、その事実に驚いた教師は別の質問をする
「銃で狙われた事があるか?」と、すると、次は逆に、白人の生徒を除く、他の生徒たち皆があると答えた。
この町は、そういう町なのだと、実感した。
アメリカのギャングがどういったものなのか、私も詳しくはしらないし、
こうして映画で見たりする程度、到底身近に感じたこともないし、
きっとこれから、身近に感じる事もないと思う。
このクラスには、日系の人たちもいて、最初は、もし自分が、あのクラスにいたら、
あそこのグループなんだろうか?と思っていた。
しかし、このホロコーストの質問のシーンの時にわかった、
きっと日本人は、ここに唯一いる白人の子と同じだ。
劇中で、肌の色で手にできる物がある、白人は支配階級だ、白人の警官に黒人だからという理由で怪しまれる。
そう訴える生徒がいる。
映画では、生徒たちの成長や、教師の努力や、生徒たちを愛する姿勢がとてもよく描かれていて、そういった所が見せ場なんだと思う。
しかし、私はこの映画を見て、
日本ってなんて平和なんだろうって思った。
肌の色の違いなんてファンッションの違い、くらいにしか感じない。
教養も十分にあって、世界中で差別で戦争が起こることも知っているが、
それはよその国の話。
日本人も海外にでると、イエローモンキーって言われるんだよ、
肌が黄色の人って区分されるんだよ。
と聞いたことがあるし、実際にそうかもしれないが、
日本人はきっと、差別されたことのない白人と同じ感覚だと思う。
下に見る行為はなくとも、されたことのある苦しみはわからない。
ましてや、この映画をみていても、まず区別が、
日系、白人、黒人。
の三種類にしか別けられない。
しかし本当はもっと、沢山あって、メキシコ系やラテンアメリカ系。
この事実が、平和なことだ、幸せなことだと片付けるのではなく、
もっと知らなければ行けないと思ったし。
ごくせんみたいな、おおまかなストーリーは同じでも、
海外にでれば、こんなにも問題が違うのかとも思った。
ある意味、実感しやすい題材だったのかもしれない。
この人種問題が、結構心に響いた、
こうして、日記に気持ちをとどめました。
あとすごく教師っていいなって思った。