ぴんくのうさぎと愉快な

思いついたことをぺらぺら話すだけ。20代後半まだペーペーなジャニヲタ

フリーダム・ライターズ を見て

私の趣味は、映画、ドラマ鑑賞。

と最近言えるくらいには、よく見ていると思おう。

 

今日は「フリーダム・ライターズ」を見た。

 

ストーリーはwikiなんかを見ると詳しく載ってるけど、

ま、すごーくすごーく簡単に言うと、ごくせんみないなもの。

不良クラスを受け持った、新任教師が、生徒たちと徐々に心を通わせて行くっていう。

しかし、舞台はアメリカ、

クラスのいざこざや、グループには全て、人種問題がつきまとう。

その人種問題で、街では銃の発砲は日常茶飯事で、ギャングが身近にいる。

 

そんな町で暮らす子供たち。

もちろん学校でも、違う人種同士での喧嘩が横行している。

 

ある日、いつものように、授業なんてまったく聞くつもりもない、生徒たちが、

手紙回しをして楽しんでいた。

その手紙には、黒人の一人の生徒をバカにした似顔絵が描いてあった。

 

それを見つけた、教師は、この行いはホロコーストと同じだといった。

ホロコーストもこういった一枚の絵からユダヤ人の迫害が起こったと。

 

しかしクラスにいた、唯一の白人の生徒を除く、他の生徒は、ホロコーストが何かがわからなかった、その事実に驚いた教師は別の質問をする

「銃で狙われた事があるか?」と、すると、次は逆に、白人の生徒を除く、他の生徒たち皆があると答えた。

この町は、そういう町なのだと、実感した。

 

 

アメリカのギャングがどういったものなのか、私も詳しくはしらないし、

こうして映画で見たりする程度、到底身近に感じたこともないし、

きっとこれから、身近に感じる事もないと思う。

 

 

このクラスには、日系の人たちもいて、最初は、もし自分が、あのクラスにいたら、

あそこのグループなんだろうか?と思っていた。

しかし、このホロコーストの質問のシーンの時にわかった、

きっと日本人は、ここに唯一いる白人の子と同じだ。

 

劇中で、肌の色で手にできる物がある、白人は支配階級だ、白人の警官に黒人だからという理由で怪しまれる。

そう訴える生徒がいる。

 

映画では、生徒たちの成長や、教師の努力や、生徒たちを愛する姿勢がとてもよく描かれていて、そういった所が見せ場なんだと思う。

 

しかし、私はこの映画を見て、

日本ってなんて平和なんだろうって思った。

肌の色の違いなんてファンッションの違い、くらいにしか感じない。

教養も十分にあって、世界中で差別で戦争が起こることも知っているが、

それはよその国の話。

 

日本人も海外にでると、イエローモンキーって言われるんだよ、

肌が黄色の人って区分されるんだよ。

と聞いたことがあるし、実際にそうかもしれないが、

日本人はきっと、差別されたことのない白人と同じ感覚だと思う。

下に見る行為はなくとも、されたことのある苦しみはわからない。

 

ましてや、この映画をみていても、まず区別が、

日系、白人、黒人。

の三種類にしか別けられない。

しかし本当はもっと、沢山あって、メキシコ系やラテンアメリカ系。

 

 

この事実が、平和なことだ、幸せなことだと片付けるのではなく、

もっと知らなければ行けないと思ったし。

ごくせんみたいな、おおまかなストーリーは同じでも、

海外にでれば、こんなにも問題が違うのかとも思った。

ある意味、実感しやすい題材だったのかもしれない。

 

 

この人種問題が、結構心に響いた、

こうして、日記に気持ちをとどめました。

あとすごく教師っていいなって思った。